こんにちは!藍野コウスケです。
ペットショップや里親募集でお迎えできる、小さくて愛くるしいハムスター。
「飼いたい!」と思っても、初めてだと実際に一緒に暮らすイメージが湧かない人も多いのではないでしょうか?
この記事では、
- 一緒に生活する上で注意することは何?
- お迎えしたらできなくなることはある?
など、ハムスターを飼う前に知っておくべきポイントを5つに厳選し、紹介していきます。
エアコンはつけっぱなしにする
どうしてエアコンじゃなきゃダメなの?
ハムスターの飼育に適しているのは、
- 温度は20~25度
- 湿度は40~60%
と言われています。
23度前後、50%程度と覚えておくと良いです。
この温湿度を年中保たなければ、快適に過ごすことはできません。
27度以上だとぐったりしてしまい、ハムスターは熱中症になってしまいます。
保冷材で夏を乗り切れないの?
と疑問に思う人もいるはずです。私もそうでした。
保冷材は、あくまでも「補助」冷却アイテムです。
一時的に温度を下げることは可能ですが、持続力はありません。
保冷材は私も利用していますが、25度の室内でも500mlの保冷材は4時間で冷たさがなくなります。
また、保冷剤を使うと湿度が上がります。水槽タイプのケージであればあっという間に70%以上になってしまいます。
多湿の環境は雑菌が繁殖しやすく、衛生面もよくありません。
- 掃除を怠らず、ケージ内を清潔に保つ
- 扇風機や換気扇を上手に使う
- エアコンの除湿機能を活用する
といった対策を心がけましょう。
また、冬場は湿度が低いため空気が乾燥してしまいます。
- 加湿器をつける
- 濡らしたバスタオルを干して湿度を上げる
- 石油ファンヒーターをつける
などの工夫が必要です。
ハムスターのいる部屋で洗濯物を干すと湿度も上がるのでおすすめです。
ハムスターは15度以下になると体力が落ちていき、10度以下になると冬眠してしまう恐れがあります。
飼育下のハムスターは冬眠からうまく起きることができず、最悪目を覚まさなくなることもあります。
1年中快適な環境を保てるように、100円ショップで手に入りますので、ケージ内には必ず、温湿度計をつけましょう。
節約ができなくなる
エアコンを1日中つけていれば、当然、電気代がかかります。
住んでいる地域にもよりますが、5000~2万円は増えると考えたほうがよいでしょう。
梅雨・暑い日・寒い日が長くなれば、エアコンをつけている時間も長くなりますので、
ハムスターを飼う=節約はできない
ということになります。
金銭面の余裕がないと、ハムスターを飼ったことに後悔してしまうかもしれません。
大事なことなので、しっかり考えてからお迎えすることをおすすめします。
エアコンの除湿機能だけでは効果がない場合、除湿器が効果絶大ですが、さらに電気代がかかるので注意しましょう。
毎日お世話ができるか
日々のお世話と週一の大掃除
ハムスターを飼ったら、毎日お世話をします。
具体的には、
- エサをあげる
- 新鮮な水を与える
- トイレ掃除
- 汚れた床材を捨てる
- エサ入れ・給水ボトル・回し車・トイレ容器を洗う
が毎日行う基本のお世話です。
そのほかに、週に一度、ケージの大掃除「丸洗い」をします。
ハムスターは掃除(環境が変わること)を苦手とする生き物ですが、ケージ内が不衛生なままでは病気になってしまいます。
新しい床材に取り換えても、ハムスターのにおいのついた古い床材も少量入れてあげると安心できますので、忘れずに入れてあげましょう。
また、大掃除は
- 食べ残しがないか
- おなかを壊していないか
なども確認することができますので、健康管理にもつながります。
曜日を決めて行うと、自然と習慣になりますのでおすすめです。
家を留守にするときの対策
出張や旅行などでどうしてもお世話ができないときがあるかもしれません。
そのときのお世話はどうするのか、対策も考えておくことが大事です。
新鮮なエサと水を用意しておけば大丈夫!
と考えるのは甘いです。
万が一のトラブルとして、
- 温湿度管理がきちんとされていなかった
- 脱走やケガをしてしまった
などの理由で体調を崩してしまうこともないとは言い切れません。
トラブルを防ぐためにも、
- ハムスターの扱いが慣れている家族や友人にお願いする
- ペットホテルやペットシッターにお世話を頼む
など、いざというときのために考えておきましょう。
常に様子を確認したい場合は、見守りカメラを使うのもよい方法です。
消耗品が多い
初期費用だけで考えるのはNG
お迎えするにあたって、揃えるグッズはそれなりにあります。
必要なもの一式買ったから、これからはエサとトイレ砂、床材さえ買えば大丈夫!
なんて勘違いをしてしまいがちです。
上記3つはもちろん必要です。
それ以外にも、
- ハウス
- 回し車
- トイレ容器(プラスチック製の場合)
- 給水ボトル
- かじり木
- 掃除に必要なビニール袋、洗剤など
挙げると結構あります。ほぼ初期に買うものと同じです。
初期に買ったものをなぜまた飼うの?
と思うかもしれませんが、答えは簡単。
ハムスターは何でもよくかじります。プラスチック製のものでもすぐボロボロになるからです。
回し車は消耗品のイメージがないかもしれませんが、ハムスターの成長に合わせてサイズ変更したり、古くなった回し車はケガの原因になるので3か月に1度くらいは買い換えます。
ケージも、空気穴をかじって壊して買いなおす羽目に…なんてこともあるかもしれません。
床材はすぐになくなりますし、大掃除で捨てると結構な量になります。
ゴミ袋も買う機会が多くなります。多めに準備しておきましょう。
消耗品は買い置きが〇
消耗品は買い置きしておくと、急に壊れても新しいものとすぐ交換できますのでおすすめします。
回し車や給水ボトルは常に必要なアイテムです。
ペットショップだからといって常に在庫があるとは限りません。
売り切れで買えなかった・・・
と、悲しいことにならないようにしたいものです。
そういった点でも、買い置きが一番いい方法です。
その分、部屋の収納場所も確保しなくてはいけません。
アパートなど、収納の少ない部屋に住んでいるなら、広めのスペースを空けておきましょう。
まとめ買いならネットショップを利用するのがおすすめです。重たい床材やトイレ砂も楽に購入することができます。
動物病院が近くにあるか
ハムスターの扱いが上手な病院を探しておく
急な体調の変化があった場合、すぐに連れていける動物病院を確認しておきましょう。
ハムスターを診てくれる病院は少ないです。
その中でも、きちんと診察してくれる病院をリサーチしておくことで、もしものとき、安心につながります。
信頼できる病院を探す方法としては、
- 身近でハムスターを飼っている人に聞く
- 口コミを参考にする
が手軽です。
予約が必要かどうかも確認しよう!
また、動物病院が遠かったり、車がない場合は公共交通機関を利用することになります。
- 移動手段
- 住所
- 電話番号
も把握しておきましょう。
病院に連れていく際は、家に帰るまで慎重に移動することに気を付けてください。
温度管理や水分補給のための野菜を入れるなど、注意点を確認しておきましょう。
キャリーケースや虫かごを普段から準備しておくことをおすすめします。
定期健診や爪切りもしてもらえる
元気で長生きするためには
- 病気を早期発見する
- 肥満予防
- ケガをしない
などがポイントになります。
毎日のお世話で健康に気を付けることがベースになりますが、残念ながら気付けないこともあります。
飼育の相談や疑問なども、先生に質問することができるのでメリットが多いです。
抱っこの仕方を教わることもできるよ!
また、意外かもしれませんがハムスターは爪が結構伸びます。
とっても細い爪を自分で切るのは難しいです。
動物病院では爪も切ってもらえます。
放っておくと毛づくろいの際に耳や皮膚、目を傷つけてしまうこともあるので、定期健診と併せて切ってもらいましょう。
爪切りの料金は500~1000円ほどです。
「爪切りはしないほうがいい」とおっしゃる先生もいるようなので、事前に爪切りしてくれるか確認しておきましょう。
寿命が短い
平均は2~3年
同じ小動物でも、ウサギは約8年、鳥は10年以上、オウムは40年以上と言われています。
その中でもハムスターは2~3年と短く、長生きしても4年です。
寿命が短いことは寂しいですが、決してネガティブなことだけではありません。
1日1日、ともに暮らすこと。
どのペットでも、命の大切さは一緒です。
命を預かる覚悟
「かわいいから」
「気軽に飼えるから」
など、単純な理由で、簡単に飼うのは望ましくありません。
なぜなら、ペットを飼うことは家族の一員となり、「命を預かる」ことだからです。
特にハムスターは、
- 床材アレルギー
- 環境の変化に敏感
- 温湿度管理の徹底
など、気を付ける点が多く、慎重に飼わなければいけません。
その上、寿命が短いことは、老化が早く進むということ。
昨日までは元気だったのに、今日はぐったりしている・・・
といったことも残念ながらあります。
「最期まで責任をもってお世話する」覚悟を持ってください。
ハムスターに限った話ではありません。ほかのペットも、全て同じです。
「思ってたイメージと違う」
「飼わなければよかった」
と後悔しても、飼ってからでは遅いのです。
そのペットの特徴を知って、お迎えするかどうかを決めてください。
納得した上でなら、素敵な暮らしが待っています。
まとめ
今回の記事のまとめです。
お迎え後をイメージできる!ハムスターを飼う前に知るべき5つのポイント
1.エアコンはつけっぱなしにする
節約はできなくなるが、ハムスターの快適な23度前後を保つのに最強なので必ず必要!
2.毎日お世話できるか
習慣化すれば楽。数日留守にするときは誰かにお願いする
3.消耗品が多い
初期費用+壊れたときなどの予備で買う分も計算し、買い置きスペースを用意しておく
4.病院が近くにあるか
身近で飼っている人や口コミを参考にし、移動手段も調べておく
5.寿命が短い
平均2~3年、責任をもって最期までお世話しよう
ハムスターは手がかからない、気軽に飼えるイメージが強いですが、気を付けることが結構多いです。
お迎え後のイメージをしておくことで「本当に飼えるかどうか」を考えることができます。
疑問に思うことは、今のうちにチェックしておきましょう。
お読みいただきありがとうございました!
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