こんにちは!藍野コウスケです。
「ハムスターをお迎えしよう!」と決めたものの、どの種類にしようか迷っている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
初めてのお迎えなら、飼いやすさも気になりますよね。
この記事では、
- 代表的なハムスター5種類の性格や特徴
- 初めてでも飼いやすいハムスターとその理由
をまとめました。
お迎え後をイメージしながら読んでください。
ゴールデン(キンクマ)ハムスター
フレンドリーで人気No.1なのんびり屋さん
- 体長 18~19cm
- 体重 オス…85~130g メス…95~150g
「ハムスター」と言われて最初に思い浮かぶのは、ゴールデンハムスターではないでしょうか。
人懐こく、フレンドリーでのんびりとした性格で、かなり人気が高いです。
近年は優しいクリームの毛色が特徴の、キンクマハムスターを飼う人も多く見かけます。
飼育下のハムスターでは、一番大きい種類でもあります。
ユーモアたっぷりの表情を見せてくれたり、様々な柄や長毛の個体がいるのも魅力のひとつです。
縄張り意識が強い
ゴールデンハムスターは他のハムスターに比べて、縄張り意識がとても高いです。
「複数飼育したい」という方には残念ながら向いていません。
生まれて間もない時期は一緒のケージで暮らしても大丈夫ですが、成長し体が大きくなるにつれ、激しいケンカが始まることもあります。
基本は1匹で飼うようにしましょう。
初めてでも飼いやすい
人馴れしやすい上に飼っている人も多いため「困ったときでも相談しやすい」というのも飼いやすい理由です。
スキンシップを取りたい人にはぴったりだよ!
注意点を挙げるなら、体が大きい分力も強い、ということです。
脱走や嚙む力に気を付ければ、お世話しやすいです。
珍しい柄の子をお迎えしたい場合は、里親募集かブリーダー経由を検討しましょう。
ジャンガリアンハムスター
ゴールデンと並ぶ人気の高さと人懐こさ
- 体長 6~12cm
- 体重 オス…35~45g メス…30~40g
これから説明する4種は「ドワーフハムスター」といい、その中の「ジャンガリアンハムスター」という種類です。
ジャンガリアンも非常に人気があります。
個体差はありますが、ドワーフの中では一番性格がおとなしく、お世話がしやすいです。
ジャンガリアンも人に懐きます。
ゴールデンほど縄張り意識は強くありませんが、相性次第ではケンカの原因になるので、同じケージでの多頭飼いはやめましょう。
1匹ずつ別のケージで飼い、部屋散歩も時間をずらしてあげることをおすすめします。
飼育グッズの充実
ドワーフハムスターに言えることですが、体が小さいため飼育グッズが豊富なのも、飼い主やハムスターとって嬉しいポイントです。
ぼくのためのグッズは少ないの・・・?
いえいえ、そんなことはありません。
ただ、市販されている商品の中には、ジャンガリアンサイズしかないものもあるのです。
飼っている種類がジャンガリアンなら迷わず購入できます。
サイズが小さいとお財布にも優しいので、ありがたいです。(中の人の声)
冬と夏で毛色が変わる!?
ジャンガリアンも人に懐きます。
個体差はあるものの、手乗りにもしやすいハムスターです。
日常のお世話で気を付けることは特にありませんが、お迎え時に注意点があります。
もし、あなたが「パールホワイト」「イエロー(プティング)」の毛色の子をお迎えしたい場合は、
- パールホワイト…冬だけ白くなる個体もいるため、冬のお迎えは避ける
- イエロー(プティング)…肥満になりやすい
ということを覚えていてください。
他の毛色の子でも多少濃淡に変化があったり、ハムスターという生き物自体太りやすいのですが、毛色にこだわるなら注意しましょう。
ロボロフスキーハムスター
ハムスターの中では一番小さい
- 体長 7~10cm
- 体重 15~30g
とても小さいロボロフスキーハムスター。おとなでも30g程度です。
毛色の多くは目の上に白い眉毛のもよう、唯一無二の二頭身はロボロフスキーならではの魅力です。
すばしっこく走り回る姿は、この小さい体からは想像できないほどのスピード。
体重も軽いため、回し車を走っていて一緒に回転してしまうこともありヒヤヒヤします。
臆病なので観賞用として飼おう
性格は臆病なので、スキンシップを取ることが難しいです。
そのため、
「触れなくても観賞用で十分幸せ!」
という人に向いています。
お世話するときも怖がらせないように行うことが大切なので、初めて飼う人には少しハードルが高いかもしれません。
ペットショップでは稀に見かけますが、里親募集でのお迎えもおすすめです。
多頭飼いができる
複数のロボロフスキーがぎゅっと集まって寝ていたり、一緒に回し車で走っている写真や動画を見たことはありませんか?
寄り添ったりわちゃわちゃしてるの最高!尊すぎる!
なぜ一緒のケージで飼えるかというと、縄張り意識が弱いからです。
そのため、多頭飼いをしたいを考えている人はロボロフスキーがおすすめです。
もちろん相性がありますので、一緒に飼い始めてケンカをするのであれば、別々のケージで飼いましょう。
キャンベルハムスター
見た目はジャンガリアンそっくり!
- 体長 6~12cm
- 体重 オス…35~45g メス…30~40g
キャンベルハムスターは、外見はほぼジャンガリアンです。
見分けるのが難しいのですが、ジャンガリアンとの違いは
- 鼻先に丸みがある
- 耳が少しとがった形をしている
- しっぽの付け根がしっかりついているように見える(丸みが強い)
などです。
目と目の幅が近く、猫のようにシュッとした顔の子も多い気がします。
気が強い性格
外見はジャンガリアンそっくり!
というお話をしましたが、性格は真逆です。
気が強くやんちゃで、噛みつくことも多いのです。
根気強く接してね!
ハムスターを飼ったことがある人なら上手にお世話ができるでしょう。
毛色が豊富
キャンベルの魅力の一つ、それは毛色が豊富であることです。
ジャンガリアンは意外と毛色が少ない上に、アルビノ(毛や目の色素がない個体)も存在しません。
キャンベルはバリエーション豊富さ、アルビノもいます。
しかも、全身真っ白でないのに、目だけが赤かったり紫がかった個体も存在するのです。
ちなみに、目が赤いのは血管の色が透けて見えるから。
流通量が少ないですが、珍しい毛色をお迎えしたい方は検討してみてください。
チャイニーズハムスター
細くて長いしっぽが特徴的
- 体長 9~12cm
- 体重 オス…35~40g メス…30~35g
マニアックなファンが多いチャイニーズハムスター。
体は細く、しっぽが他のハムスターよりも長いです。
ネズミの面影を感じますが、目が大きいのも印象的です。
体長はジャンガリアンと似ていますが、体重はやや軽めです。
運動神経が良すぎる
チャイニーズは運動神経がバツグンで、力強く動きも素早いです。
そのため、隙間を見つければ脱走してしまいます。
うっかりケージの鍵をかけ忘れた…なんてことがあったら、捕まえるのも一苦労でしょう。
ハムスターは頭が通れば体も通る、と言われています。
チャイニーズは顔も細い分、ちょっとの隙間でも十分に注意して飼育しなくてはいけません。
時間をかければ人に慣れる
警戒心が強いですが、時間をかければ人に馴れることもあります。
チャイニーズは賢いハムスターとしても有名です。
飼い主からされたことはきちんと覚えているくらい、優秀な種類でもあるのです。
怖い思いをされたらずっと恐怖心を持たれるかもしれません。
上手に距離を詰めて接することができれば、あなたと信頼関係が築けるでしょう。
まとめ
今回の記事のまとめです。
ゴールデンハムスター
- スキンシップを取りやすいが、縄張り意識が強いので1匹で飼うのが前提
- のんびりした性格と、飼っている人も多く相談しやすいため初心者向け
ジャンガリアンハムスター
- 人懐こくお世話しやすいが、毛色によって特徴がある個体もいる
- 性格はおとなしい。飼育グッズも豊富で初心者向け
ロボロフスキーハムスター
- ハムスター最小で、すばしっこい。臆病なので観賞用が前提
- 多頭飼いでき、中級者向け
キャンベルハムスター
- 毛色が豊富で顔はジャンガリアンに似ている。
- 気が強く、噛みつくことも多い点で上級者向け
チャイニーズハムスター
- スリムでしっぽが長い。賢く運動神経が良い。
- 警戒心強めなので、慎重な接し方が求められることから上級者向け
飼いやすいハムスターについて
- 初めてならゴールデンかジャンガリアンがおすすめ
- ゴールデンは力も強く、簡単に脱走してしまう
- 飼育グッズの充実や毎月の出費なども含めると、ジャンガリアンが飼いやすい
5種類のハムスターの性格や特徴、初めてでも飼いやすいハムスターについてご紹介しました。
各ハムスターの特徴をよく知り、分からないことはペットショップの店員さんに聞いてみるのも良い方法です。
また、初めてハムスターを飼う場合は、お迎え後にかかる費用を見落としがちです。
ネットでもグッズの値段は確認できます。
毎月の飼育代まで考えず、せんちゃんをお迎えした私は
「こんなにかかるのか…」
とびっくりしました。
何事も事前のチェックは大事です。
ぜひ、あなたにぴったりな子をお迎えしてくださいね。
お読みいただきありがとうございました!
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